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「三療(さんりょう)」ってなあに?


三療さんりょう


開院して二十日。患者さんには毎日コンスタントにご来院いただいており感謝しています。今回は当治療院の名称にある「三療」について書きます。


三療とは


  1. あん摩・マッサージ・指圧


この三つの療法(5科目)の総称を指して用いられる呼称です。


これらは本来は医師が行う業務ですが、「あん摩マッサージ指圧師、鍼(はり)師、灸師等に関する法律」として免許化されていて、この免許を保有する国家資格者のみが行うことのできる施術・治療が「三療」なのです。


このことの裏付けとして、法律には、


医師以外で三療を行う場合は免許を取得しなければならない

とあります。


さて、ここからは現実の様子です。この「三療」という語は世間にほとんど知られていません。法律の中にも一言も出てきません。5つの科目があって呼称するのが長いための理由が最も大きいと思いますが、呼び名としては業界の用語といえます。


とはいえ、当治療院のある練馬区では、高齢者に対して「三療券」という呼称で三療が受けられるサービス券なるものが公布されていて一般化されています。(江戸川区でも実施されています。)


しかしこの中身を見てみると、5つの科目がすべて網羅されて書かれていないため、すべての科目の治療・施術が受けられません。一方皆さんが通常目にする三療の治療院の名称は、「マッサージ治療院」、「鍼灸院」、「鍼・マッサージ治療院」などがほとんどで、いずれもすべての治療科目を示したものではありません。


当治療院は、これらすべての科目の療法を行うことから、この「三療院」という名称を使用することといたしました。


なおこのうち、「あん摩・マッサージ・指圧」については、「マッサージ」と総称されて用いられていますが、この三つの療法はそれぞれ異なる手法の治療であることを書き加えておきます。


また「あん摩・マッサージ・指圧」を業としている店舗には、国家資格を持たずに働いているスタッフが多いことにご注意ください。国家資格を持つ人の施術を受けることをお勧めいたします。



<第2号>

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